ハーレーのチェーンの清掃と調整のポイントとは

チェーンのハーレー

バイクを長持ちさせるためには、メンテナンスが欠かせませんが、それはハーレーであっても同様です。車輪を動かすという重要な役割を担っているチェーンは、放置しておくと走っているうちにゴミやほこりが絡まったりして、スムーズに動作しなくなるおそれがあるため、定期的にメンテナンスを行う必要があります。

チェーンのメンテナンスは、主に清掃、注油、調整という3つの段階に分けて行います。このうち、清掃というのは、文字通りチェーンに付着してしまっているゴミやほこりなどの汚れを取り除くことをいいます。表面が汚れているだけでなく、チェーンの隙間に砂や泥などが入り込んでしまっている場合もありますので、それらをきれいに除去しなければなりません。具体的には、バイクスタンドを使って車体を固定したうえで、まずは市販されているチェーンクリーナーで汚れを吹き飛ばしましょう。その際、周辺に汚れが飛散する可能性が高いので、あらかじめ養生をしておく必要があります。

次に、注油というのは、チェーンにオイルを差す作業です。オイルであれば何でも良いというわけではありませんので、必ずバイク用のチェーンオイルを用意するようにしましょう。チェーンを長持ちさせたいのであれば、節約せずにたっぷりとオイルを差しておくことが大切です。なお、オイルを差して放置するのではなく、一連のメンテナンスが終わった後で、少しバイクを走らせてチェーンを温めてやると、より全体的にオイルを行きわたらせることができます。

以上の作業が終われば、後は調整を行うだけです。バイクに乗っているとチェーンは摩擦によって伸びていきますので、メンテナンス時に長さを確認して伸びすぎていると判断した場合には、適正値に戻すようにしっかりと調整しましょう。アクスルナットを使えば、素人でもできる作業です。