ハーレーのフロントフォークに必要な磨き作業と塗装を施す目的の詳細とは
ハーレーは荒野を疾走するパワフルな大型バイクのイメージがあり、本場のアメリカではそのような環境で走らせるのは珍しくありません。温暖湿潤な環境の日本でも山道をツーリングするなど、ハーレーの走行性能を堪能する機会は少なくありませんが、その一方で高い湿度によるパーツの傷みは無視できません。中でもハンドルの動きを前輪に伝えるフロントフォークはハーレーを走らせるほど汚れやサビが生じやすいパーツと言えます。フロントフォークは車体の前部に使われるパーツなので、走行時は道路の砂利や前を走る車両の排気ガスなど様々な汚れに晒されます。また、濡れた路面から飛び散る水しぶきも降りかかるため、気づかないうちに汚れやサビで傷んでしまうのです。
フロントフォークの傷みを放置すると強度が低下し、走行中に破損するおそれがあります。重大な事故に遭う前に適切な処置を施すのが安全にハーレーを乗りこなすための条件です。汚れやサビに覆われたフロントフォークは最初に磨きをしっかりと行います。磨き作業によって表面のがんこな汚れや幾重にも重なったサビを取り除き、本来の美しく輝くフロントフォークに再生させることが重要です。磨き作業で表面を滑らかにすることで塗装も綺麗に仕上げることができます。塗装は見栄えを良くする他に、塗料の皮膜で汚れやサビの付着を防ぐ効果もあるので疎かにしてはいけません。塗料を均一に塗布することが重要なので、慣れないうちは専門業者に任せるのが賢明と言えます。
ハーレー乗りにとって自身の愛車は世界に一台の名車と言っても過言ではありません。だからこそ、フロントフォークのように汚れやサビが生じやすいパーツはこまめに磨き作業を行って状態を良好に保つ必要があります。塗装を施す際も汚れやサビの予防を第一に考えることが大切です。