ハーレーのストリートモデルは日本の道路事情に適したモデルとは

駐車中のハーレー

ハーレーはアメリカの広大な荒野を颯爽と走る大型バイクのイメージがあります。力強い走りを見せる、武骨かつスタイリッシュな車体はどこまでも続く直線道路がもっとも似合うと言っても過言ではありません。

その一方で曲がりくねった山道では本来のパワーを引き出しにくい欠点もあります。国土の多くを山地で占める日本はカーブや坂道で構成された山道が多く、直線道路での走行を前提とした作りのハーレーには不向きとされていました。その一方で直線以外の道路でもパワフルな性能を発揮させるためにストリートモデルのハーレーが新たに開発されました。長距離の直線走行向けという従来のイメージを払しょくした、どのような環境にも対応できるストリートモデルは日本の道路事情に最適なモデルと言えます。

ストリートモデルの特徴としてコンパクトな車体が挙げられます。ハーレーと言えば大型バイクの代名詞とも言えるほどの大きな車体が特徴ですが、ストリートモデルは一回りほど小さいサイズです。車体の小型化によって機動性が大幅に向上し、従来のハーレーでは困難だった小回りの利く操作が可能になっています。
また、ストリートモデルのために開発された水冷エンジンは燃費が良く、少ない燃料での長距離走行も難しくありません。これらの点からストリートモデルはカーブが多く道幅が狭い、日本の山道でこそ本領を発揮するモデルと言っても過言ではありません。

ガソリンスタンドが無い山道での走行は不安ですが、燃費が良いストリートモデルなら燃料切れに陥る心配は少ないと言えるでしょう。日本で販売されているストリートモデルは排気量が750ccの物に限られているので、運転するには大型二輪免許の取得が必要です。

ハーレーのふるさとの道